相談時の状況(40代・男性 茨城県)
会社の健康診断で要検査となり、病院を受診すると多発性嚢胞腎と診断されました。自覚症状がなかったため、一度は通院をやめてしまいましたが、その後身体のむくみやだるさ、尿回数の増加といった症状が現れ、クレアチニンの数値も悪化。慢性腎不全と診断され、最終的には生体腎移植を受けました。しかし、移植後も症状は安定せず、クレアチニン値は上昇。令和元年にはステロイド治療のために入院を余儀なくされ、営業職の継続が困難に。病状は進行し週3回の人工透析が開始することになりました。透析による体調不良でほとんど自宅で横になる生活が続き、経済的な不安から障害年金のご相談にいらっしゃいました。
社労士による見解
ご相談時には週3回の人工透析により、体調が著しく悪化していました。強いだるさや疲労感のため、ほとんど自宅で横になって過ごしており、ご自身の力だけでは日常生活を送ることが非常に困難な状態でした。食事の準備や入浴といった基本的な生活動作も、ご家族の支援がなければ十分にこなすことがでず、働くことも難しい状況でした。障害厚生年金の事後重症請求を行うことにしました。
結果
障害厚生年金2級に認められ、約225万円を受給することができました。