相談時の状況(20代・女性 愛知県)
幼少期から、集団行動や友人作りが苦手で、聴覚過敏や冗談が通じないなどの特性がありました。家では父親から強く怒られることが多く、専門学校時代に父に怒鳴られて気を失ってからは、父親に強い恐怖心を抱くようになりました。家に居場所がなく、家から出られない、不眠、食欲不振、希死念慮などの症状が現れました。病院を転々としましたが、症状は改善しませんでした。アルバイトをしても大きな声で恫喝され、聴覚過敏から体が震えるなどして長続きしませんでした。その後も親に勧められた障害者雇用でも適応できず、休職することになりました。ご自身で障害年金を請求したものの、不支給となったため、ご相談に見えました。
社労士による見解
不眠や気分の落ち込みが続き、過食と不食を繰り返す、身だしなみを整えられない、金銭管理ができないなど、日常生活全般にわたってお母様の全面的な援助が不可欠な状況でした。復職の目途は立っておらず、日々引きこもりがちに過ごしていました。障害基礎年金の認定日請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、年額約82万円を受給することができました。