相談時の状況(50代・男性)
めまいがひどく歩く難さを感じ受診すると脳腫瘍と診断されました。開頭手術や化学療法、放射線療法を受け一度は軽快しましたが、手術後しばらくするとてんかんの発作が起きるようになりました。また、記憶力の低下や理解力の低下など高次脳機能障害の症状もありました。いろいろな仕事を試みましたが、就いては解雇されることを繰り返していました。障害者雇用の仕事を始めたものの、指示通りに動けず問題行動を起こしてしまい、就労継続支援B型への通所を勧められました。奥様が障害年金の手続きを行ったものの不支給だったため、奥様が審査請求のご相談に見えました。
社労士による見解
てんかんの症状は薬が効いて落ち着いていましたが。高次脳機能障害による記憶障害が強く出ていました。また、指示された内容が理解できず、意思疎通に困難がありました。危機管理にも問題があり安定して働くことは難しい状況でした。障害厚生年金の請求を行いました。
結果
障害厚生年金2級に認められ、166万円受給することができました。