相談時の状況(30代・男性)
10代の頃に脳梗塞を発症し、治療を受けるようになりました。仕事をしながら通院を続けていましたが、脳梗塞の発作が不定期に起きていました。ある時から会話が理解できなくなり、記憶力や注意力が著しく低下しました。仕事では作業でミスが増え、家では家族との会話が理解できない、すぐに物事を忘れてしまうなど社会生活にも支障が出るようになりました。病院で検査を受けたところ、脳梗塞による高次脳機能障害と診断されました。奥様と共に障害年金のご相談に見えました。
社労士による見解
記憶力や注意力の低下により、業務上の指示が理解できない他、着衣や買い物なども困難なご様子でした。繰り返し脳梗塞を起こしていたため初診日の特定が困難でしたが、不眠治療のための精神科の受診歴があったため、初めて精神科を受診した日を初診日として、障害厚生年金の事後重症請求を行うことにしました
結果
障害厚生年金2級に認められ、159万円受給することができました。