相談時の状況(20代・男性 神奈川県)
小学校からの帰宅途中に手足に力が入らなくなり、目も見えなくなって転倒していたところを、友人に発見されました。救急搬送先で検査を受けたものの、異常は見つからず、他院ではてんかん発作と診断されました。しばらくてんかんの治療を受けていましたが、急激に症状が悪化し、字が書けなくなる、姿勢を保つことができなくなるといった肢体の症状も出るようになったため、別の病院で再度検査したところ、ミトコンドリア病と診断されました。20歳の誕生日を目前に、お母様が障害年金のご相談に見えました。
社労士による見解
ご相談時には大学に通学していましたが、移動には常に車椅子を使用しており、トイレには教員か学生が付き添っていました。運動機能の低下が著しく、指を使って字を書くことができないため、タブレットに音声を録音して授業を受けていました。物をつまむことができないため、食事や服薬も困難で、洗顔、入浴、着替え、トイレなどはお母様の援助を受けていました。20歳の誕生日が来たらすぐに障害年金を請求できるように準備を整え、障害基礎年金の認定日請求を行いました。
結果
障害基礎年金1級に認定され、年額約102万円を受給することができました。