相談時の状況(50代・男性)
立ち眩みや息切れの自覚症状がありました。会社の健康診断で心臓に雑音がすると言われ受診すると大動脈弁閉鎖不全症と診断され、人工弁を装着しました。その後は特に問題なく生活していましたが、数十年後に心筋梗塞で倒れ、ICDの植込み手術を受けました。
社労士による見解
人工弁もICDも障害厚生年金の3級相当でしたが、人工弁の認定日からICDの認定日までは数十年経っていました。その間はずっと厚生年金に加入していたことから障害年金の金額が違う可能性がありました。日本年金機構で障害年金の試算をしたところ、報酬比例部分の金額に大きな差がありました。2つの傷病を1つの診断書で同時に請求し、後発のICDの認定日からは多い金額を選択する手続きを取りました。
結果
障害厚生年金3級に認められ141万円受給することができました。人工弁は5年の時効が掛かってしまいましたが、無事に遡及も認められました。