相談時の状況(40代・男性)
新幹線を使って静岡から来所されました。厚生年金加入中に不眠や倦怠感などの症状が現れましたが、どこも受診していませんでした。
退職後に家族から受診を勧められ治療を開始しました。当初は家に引きこもっていましたが、3年間の治療と就労支援を経て社会復帰することができました。
しかし、やっと就労した先では、上司の理解が得られず解雇となってしまいました。ジョブコーチから再就職先での支援とともに、障害年金の存在をアドバイスしてもらい相談にみえました。
社労士による見解
相談時はジョブコーチの支援を受けながら週に20時間程働いていました。
上司とのやり取りは常にジョブコーチに仲介してもらったり、アドバイスをもらったりと十分な配慮を受けていました。就労後は疲れていて電話にも出られず、通院もご家族に付き添ってもらっている様子から障害年金を受給できると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
初診から同じ病院に通院していたので、病院には認定日の診断書と現在の診断書をお願いしました。
診断書が出来上がり、診断書には多量の飲酒がある旨の記載がありましたが、請求時は断酒をしていたので診断書を実態に合った内容に修正してもらいました。
コメント
請求において飲酒は問題になるところです。
今も飲酒が常習化していてうつ状態が続いているのか、今は飲酒をしていないがうつ状態が続いているのかなど詳しいお話を伺って判断をしていきます。
診断書に記載される表現によっても受給が難しくなることがあります。ぜひ社会保険労務士にご相談ください。