肺非結核性抗酸菌症により障害厚生年金3級をもらったケース

相談時の状況(50代・女性) 

40代頃から咳が出るようになりました。

風邪と思ってしばらく放置していましたが咳が治まらず、時々息苦しくなることもありました。

病院を受診して薬を飲んでも、咳や息苦しさは治まるどころか悪化していきました。

痰も出るようになり、その痰に血が混じるようになりました。

転院先の病院で非結核性抗酸菌症と診断され、根気よく薬で治療していく必要があると言われました。

倦怠感が強く、咳痰が止まらないために仕事も満足にこなせず、休日は何もできないという余裕のない生活の中、困り果てて相談にみえました。

社労士による見解

呼吸器による疾患で労働に制限があることから、厚生年金の認定基準に該当すると考えました。

またその症状も重く、せき込むあまり肋骨にヒビが入ってしまうなど、年金が必要な状態であると感じました。

受任してから請求までに行ったこと

相談者から面談にて症状をしっかりと聞き取ったうえで、病院に診断書を依頼しました。

並行して迅速に請求書類を作成しました。

結果

障害厚生年金の3級に認められました。

コメント

呼吸器による疾患と言えば肺結核が代表例ですが、それ以外にも深刻なものは多いです。

単に「咳が出る」というだけでは病院にすら行かない方も多いですが、まずは早めの受診を心掛けることが大切です。

また、症状が単なる呼吸不全であっても、それが慢性的なもので生活に支障が出ているのならば、障害年金の認定基準に該当する可能性は出てきます。

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