相談時の状況(40代・男性)
数年前に、母親が病気になってしまいました。
それから徐々に眠れなくなり何もしたくなくなりました。
不安なるとパニックになり、仕事にも行けなくなってしまいました。
うつ病と診断され服薬治療を受けながら、いくつものアルバイトをしていましたが、症状が改善しないことで医師に不信感を抱き通院をやめてしまいました。
どこに就職しても長く働くことができませんでした。
仕事を辞める度に落ち込みが激しくなり働く意欲もなくなっていきました。
気分の落ちる日は意欲がなくなり、自宅にこもり1日中横になっていますが、気分の良い日は活動的になったり、イライラして誰かに危害を加えたくなったりすることもありました。
障害年金を自分で請求しましたが不支給となり相談にみえました。
社労士による見解
不支給通知をもって見えましたが、請求書類がないため開示請求が必要と思いました。
請求の内容次第では審査請求をしながら、同時に再請求をすることを勧めました。
受任してから請求までに行ったこと
日常生活の様子をしっかりと聞き取り、症状通りの診断書を書いてもらえるように、医師にしっかりと伝えました。
診断書は症状にあったしっかりした内容でしたので直ぐに再請求をしました。
また、開示請求で請求したときの請求資料を確認して、同時に審査請求も行いました。
結果
障害基礎年金の2級に認められ、無事に受給することができました。
現在審査請求の結果待ちです。
コメント
障害年金の請求をしても不支給になってしまうことがあります。
不支給の結果にショックを受けて請求を諦めてしまったり、一度請求したら2度と請求できないと思って諦めてしまう方がいます。
しかし請求は1回しかできないわけではありません。今回のケースは自分で請求して失敗してしまった方からの依頼でしたが、日常生活の様子が障害年金の認定基準に該当している症状だったため、しっかりと書類を揃えて再請求すれば受給できると思い直ぐに再準備をして請求しました。
自分で請求してから2~3ヶ月遅れて再請求しましたが無事に受給できました。
同時に審査請求もしていますので、いい結果が出ることを望んでいます。