相談者:40代 男性
傷病:両側代替骨頭壊死症
相談時の状況
足が痛くてびっこを引いて歩くようになり近くの病院を受診しましたが病名が付きませんでした。
心配した友人に勧められた3つ目の病院で初めて大腿骨頭が壊死していると診断されました。
その後、人工骨頭を装着の手術を受けましたが、術後も杖をついて歩行をしないと歩けない状態でした。
社労士による見解
足が痛くて立ち仕事は不可能、重いものも持てないため就労に制限があり、相談当時はお仕事をしていませんでした。股間節に負荷がかかると激痛があり仕事も日常生活も援助が必要だと思いました。
初診日が国民年金に加入でしたが障害基礎年金2級相当に該当すると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
足の動きや日常生活の困っていることをしっかりヒヤリングをして、日常生活や仕事にいかに支障があるかを詳しく手紙にして医師に伝えました。
とても理解ある医師で症状にあった診断書を作成してくださいました。
結果
障害基礎年金の2級に認められました。 2人のお子さんの加算金もあり年間で1,229,100円の年金額でした。
突発性大腿骨頭壊死の場合は股関節通が急に始まり歩き難くなります。血液は体中に循環していますが大腿骨の骨頭は血流障害が起きやすく、血流障害が起きると血管の少ない骨頭が壊死してしまいます。壊死した骨頭が陥没変形して痛みが現れます。
お酒の飲みすぎやステロイド剤の使用が原因になるとも言われています。人口骨頭を装着して普段の生活に戻れる方もいらっしゃいますが、装着後も歩行に支障があるケースもあります。
初診日が厚生年金の場合には人口骨頭を装着すると3級になりますが、初診日が国民年金でも症状によっては障害基礎年金がもらえる可能性があります。是非、専門家にご相談ください。