相談時の状況(20代・男性 名古屋エリア)
幼い頃は言葉の遅れがあり、幼稚園では他の子とコミュニケーションが取れず、いつも一人で遊んでいました。中学校の途中から不登校になり、進学した高校も通えず中退しました。その後は自宅で過ごしていましたが、お母様への強い執着から一日中お母様のそばを離れられず、一人での外出もできなくなりました。心配したお母様に連れられて受診したところ、自閉症スペクトラム障害と診断されました。服薬治療を開始しましたが、強い希死念慮から刃物を持ち出すこともありました。息子さんの将来を案じたお母様がご相談に来られました。
社労士による見解
ご相談時は、仕事ができないだけでなく、料理や掃除など日常生活のすべてにおいて一人では何もできない様子でした。感覚過敏もあり、家の中でも常にイヤーマフを装着しないと生活できない様子でした。20歳になる前に最初の病院を受診していましたが、20歳の時点での通院記録がなかったため、障害基礎年金の事後重症請求を行うことにしました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、年額約82万円を受給することができました。