相談時の状況(10代・男性 北海道)
乳幼児期から大人しく、3歳児健診時に発達障害を指摘されました。幼稚園では周囲と上手く関わることができず、療育センターで知能検査を受けた結果、高機能自閉症と診断され、言語療法と作業療法といった療育を受けました。小中学校では支援級に入り、高校は養護学校に進学しましたが、対人面でのコミュニケーションに困難がありましが、卒業後は障害者雇用で働き始めましが、環境に馴染むことができず、短時間勤務をしていました。20歳を目前に、お母様から障害年金についてご相談の連絡をいただきました。
社労士による見解
ご相談時、障害者雇用で短時間勤務をしていましたが、周囲との意思疎通が困難な様子が見受けられました。こだわりが非常に強く、他人のルール違反を許せないことから対人関係に支障が出ていました。また、料理や掃除、洗濯などの家事は一切できず、医師への症状の説明や社会的手続きなども一人では困難な様子でした。障害基礎年金の認定日請求を行うこととしました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、約82万円を受給することができました。