相談時の状況(60代・女性)
7年程前から左手が小刻みに震えるようになり、左足を引きずって歩くようになりました。
人から歩き方がおかしいと言われて病院を受診するとパーキンソン病と診断されました。
パーキンソン病の治療で有名な病院に転院し治療をうけましたが、症状は徐々に悪化して歩くことも大変なり仕事にも支障が出てくるようになってしまいました。
障害年金のことを知りたいと相談の電話をもらいました。
社労士による見解
歩くことができないのでご自宅に訪問して相談を受けました。
1メートルの距離をあるくのも時間が掛かり家事も出来ない状態でしたが、職場の理解があり仕事はなんとか続けていましが、日常生活や仕事に支障があるため障害年金が受給できると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
受診状況等証明書はスムーズに取れましたが、診断書の作成に時間が掛かりました。
請求中に日本年金機構から医師宛にいくつかの問い合わせがあり、審査に8か月程掛かってしまいました。
結果
障害厚生年金の2級に認められ、無事に受給することができました。
コメント
今回のケースはパーキンソン病による肢体麻痺での請求でしたが、診断書の裏面障害の状態に記載されている内容の整合性が少しずれていたため日本年金機構から問い合わせがあり審査に時間が掛かってしまいました。
肢体の診断書は筋力や可動域などを含め総合的に審査されます。
記載ミスで歩けないのに筋力や可動域が正常に記載されてしまっていることもあります。診断書の内容の確認が大切だと思いました。
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