子宮頸癌術後放射線性腸炎により障害基厚生金3級をもらったケース

相談時の状況(40代・女性) 

8年程前に子宮頸がんになり子宮摘出手術を受け化学療法や放射線治療を受けていましたが、その後、嘔吐や下痢などを伴う腸閉塞を繰り返していました。
倦怠感が強く、腹痛や嘔吐、下痢、背中に痛みがあり、また大出血の恐れがあり常に安静が必要な状態で家事や仕事にも支障がありました、電話相談がありご自宅に伺って相談させて頂きました。

社労士による見解

生活範囲は自宅だけでした。訪問診療をうけていらっしゃいました。聞き取りした症状から認定日請求も可能だと思いました。

受任してから請求までに行ったこと

障害認定日の請求を試みましたが、病院からはカルテからは障害年金を請求できるほどの症状でないとの回答があり、事後重症請求に切り替えました。
ご本人様との連絡は携帯電話でしたが、請求準備中にどうしても連絡が取れない時期があり少し請求に時間が掛かってしまいました。
委任を受けた後に症状が悪化してしまい連絡が取れなくなってしまい、請求準備が止まってしまうことがあります。1月でも早く請求して受給して頂けるように努力していきたいと思います。

結果

障害基礎年金の1級に認められましたが、請求後の審査中にお亡くなりになってしまいました。 

今回は子宮頸がんの放射線治療による副作用で腸閉塞になってしまい障害年金を請求したケースでした。婦人科がんの放射治療の副作用の主な症状としては、腸機能障害、排便時の出血、尿漏れ、頻尿、血尿、腸閉塞、足の浮腫などがあります。
障害年金はがんによる症状だけでなく副作用によって日常生活や労働に支障がある場合にも請求が可能です。年金が受給できるか悩んでいる方は是非ご相談下さい。

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