相談時の状況(30代 男性、愛知県)
幼い頃から特定の分野に強い執着があり、ごく限られた相手としか関われませんでした。話すべき場面で何を言えばよいか判断できず、同じ言葉を繰り返すこともありました。学校では興味のない教科にまったく集中できず、極端な偏食と、自らに強いるほどの整理整頓のこだわりがありました。感情を言葉にできず、黙り込んでしまうことも多くありました。大学では自分から人と接点を持てず孤立して過ごされました。卒業後に就かれた介護の仕事は、臨機応変な対応と高度なやり取りが求められる現場に適応できず、三か月で退職されました。その後は働けずに自宅にひきこもり、昼夜が逆転して生活が成り立たなくなった状況で、障害年金のご相談にいらっしゃいました。
社労士による見解
受診されたのは社会に出てからで、幼少期からの特性が続いていることを別の資料で示す必要がありました。そこで、幼児期のこだわりや偏食から学齢期の孤立、職場でできなかったことまでを一つの経過として整理しました。あわせて、障害者雇用では、指示を出す人を一人に限る、口頭ではなく文章で指示を受けるなど手厚い配慮がなければ就労が続かない実情を記したうえで、障害基礎年金の事後重症請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、年額約83万円を受給することができました。