相談時の状況(20代 男性、東京都)
肺の機能が十分に育たないまま生まれ、在宅で酸素の治療を受けながら育たれました。発達が遅く、歩くことや飲み込むことが難しく、訓練を受けて歩けるようになってからも、保育の場では全面的な支援が必要でした。小学校では友達とうまく関われずにいじめを受け、体育はほとんど見学で、配慮を受けながら通われていました。中学でもいじめが続き、文章を書くことができず宿題も提出できないまま、途中から少人数の学級に移られました。相談員の勧めで受診し、広汎性発達障害と診断されました。高校は転校を経て卒業され、その後は作業所で単純な作業に通われていますが、工賃はわずかで、生活はご家族の援助なしには成り立たない状態で、障害年金のご相談にいらっしゃいました。
社労士による見解
作業所に週5日通われていたため、働けていると受け取られてしまう懸念がありました。そこで、作業が単純な繰り返しに限られていること、困っても相談ができないこと、通所の後は自室にこもって何もできないという実情を整理しました。あわせて、食べ物を温めることもできない、物を捨てられず部屋が物で埋まっているといった家庭での様子と、通院にもお母様の付き添いと代弁が必要なことを記し、診断書の訂正も依頼したうえで、障害基礎年金の事後重症請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、年額約83万円を受給することができました。