相談時の状況(50代 男性、愛知県)
上司からの叱責や強いストレスから、気分の落ち込みや不眠、突然強い不安に襲われる症状が現れ、うつ病と診断されました。その後は休職を経て退職を余儀なくされ、体調の悪化に伴って病名は双極性感情障害へと変わりました。一日中横になる日々が続き、家事や身の回りのことは奥様の援助に頼る生活でしたが、経済的な困窮から、アルバイトを始められました。人と関わらない雑用だけという最大限の配慮を受けていましたが、体調不良でほとんど出勤できず、最終的にはシフトから外れることになりました。ご相談時は障害者雇用で最大限の配慮を受けながら働かれていましたが、家事や身の回りのことはすべて奥様の援助を受けて生活されている状況で、障害年金のご相談にいらっしゃいました。
社労士による見解
ご相談当時は障害者雇用で勤務されていましたが、体調不良による欠勤が多く、上司から退職を勧められる大変厳しい状態でした。強い気分の落ち込みと倦怠感に苦しまれており、食欲もまったくわかず、体重が20キロ近く減ってしまうほど心身ともに消耗されていました。休日は一日中横になって過ごすのがやっとのご様子でした。就労を継続することが極めて困難であり、日常生活にも大きな支障が出ていたため、障害認定日の時点にさかのぼって請求する方針とし、次の点を具体的に主張しました。
・障害者雇用で最大限の配慮を受けても、欠勤が多く勤務を継続できないこと
・食欲がまったくわかず、体重が20キロ近く減少するほど消耗していること
・家事や身の回りのことをすべて奥様の援助に頼っていること
・休日は一日中横になって過ごすほど気力が低下していること
そのうえで、障害厚生年金の認定日請求を行いました。
結果
障害厚生年金2級が認められ、年額約167万円を受給できることになりました。あわせて、さかのぼって約844万円を受給できることになりました。