相談者:50代 女性
傷病:反復性うつ病
相談時の状況
妊娠中に人間関係でストレスがあり、それがきっかけで息苦しさや脈の乱れ、耳鳴りなどの症状が出始め徐々に症状が悪化してしまったようでした。
不安が強く生きていることが辛くなって自殺を考えたこともあると話してくれました。
社労士による見解
過呼吸発作や気分の落ち込みがあり、家の中のことはほとんどご主人様がやっていました。
体調の悪い日は1日のほとんどを横になって過ごされていることから
障害年金を受給して、先ずは療養に専念して頂きたいと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
初診は20年も前だったので初診の病院のカルテはありませんでした。
2つ目に掛かった病院の診療録に発病時期などの記載があり、それを使って請求をしました。
納付要件にも問題なく、病院では病状を詳しく診断書に記載していただけました。
ご本人様が動けないので初診の証明などは代わりに取得し、
なるべく早く請求できるように書類の整備を行いました。
結果
障害基礎年金の2級に認められ、年間78万円を受給することができました。
「障害年金をもらっていますが、働いたら障害年金はもらえなくなりますか?」と電話相談でよく聞かれます。
障害年金は傷病名で受給の可否が決まるのではなく、
その病気でどれほど日常生活や労働に支障があるかできまります。
働くと一言で言っても、
どんな働き方をするのか、お給料はどのくらいなのか、1週間にどのくらい働くのか・・体のどこにどのような障害があるのか・・人それぞれなので分かりません。
ただ障害年金を受給するために、
障害の症状がよくなってきたのに仕事をしないようにすることは良くないと思います。