知的障害・脳出血で障害基礎年金2級を受給したケース

相談時の状況(30代・男性 神奈川県)

幼い頃から学業でつまずき、学校でいじめられていました。先生から発育の遅れを指摘され支援等の話が出ても、ご両親の「障害者としては扱わない」という教育方針から、特別な支援を受けることや病院に通うことはありませんでした。高校卒業後は仕事が見つからず、自宅に引きこもるようになりましたが、ご両親がお亡くなりになった後、栄養失調になり自宅で倒れているところをケースワーカーに発見され、病院に運ばれました。診断は脳出血でした。退院後もご自身で生活するのが難しかったため、グループホームに入所されました。その後、成年後見人である司法書士の先生から、障害年金についてご相談をいただきました。

社労士による見解

グループホームに入所されてから、ご本人様は軽度の知的障害と気分変調の診断を受けていらっしゃいました。ご自身で社会的な手続きを進める能力がなく成年後見人がついていました。また、食事の準備や掃除、入浴、洗顔など、日常生活の多くでグループホームの職員の方の援助が必要な状態でした。知的障害を主たる症状として、障害基礎年金の請求を行うことにしました。

結果

障害基礎年金2級に認められ、年額約82万円を受給することができました。

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