ADHDで障害基礎年金2級を受給したケース

相談時の状況(20代・男性)

幼少期には周囲の音に敏感で、大きな音が嫌いでした。小学生の頃には提出物を先延ばししたり、作業をやり遂げられなかったり、物を失くすことがありました。中学校では友達ができず、孤立していました。高校まで普通校に通いましたが、人間関係を上手く営めないことを気に病み不登校になり、カウンセリング治療を受けながら卒業しました。専門学校へ進学したものの、周囲に馴染めずに約半年で中退しました。その後は若者向けの支援センターに通い就労のトレーニングを受けましたが、アルバイトをしても上手く行かず、就労には結びつきませんでした。支援センターの方からの勧めで精神科を受診したところ、注意欠陥多動性障害と診断され、障害者手帳も取得しました。その後状態が悪化したため入院治療を行い、退院後はデイケアに通いながら治療を続けていました。お父様が障害年金の制度を知ったことをきっかけに、息子の障害年金が請求できるのかが気になり、ご相談の連絡を受けました。

労士による見解

就労ができずデイケアには通っているものの、家事は全くできず、日常生活の全般についてご家族からの支援を受けていました。納付要件を満たしていたため、障害基礎年金の請求を行いました。

結果

障害基礎年金2級に認められ、80万円受給することができました。

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