相談時の状況(30代・女性)
小さい頃から厳格な父親に育てられ、テストの点が下がっただけでバットの上に座らされ叩かれるなどDVを受け続けていました。小学校5年生からリストカットを始め、高校生の時には自殺願望が強くなり精神科を受診していました。社会人になり結婚をして精神的に安定していた時期もありましたが、夫からのDVをきっかけに病気が再発してしまいました。数年後には優しい夫と出会い再婚もしましたが、過去のトラウマから外出もできず、家事や育児にも支障が出ていました。障害者手帳の更新の際、市の職員から障害年金のことを教えてもらい相談にみえました。
社労士による見解
障害者手帳を取得していましたが、障害年金の制度は誰からも教えてもらっていませんでした。外出もできず、家事は娘さんと夫がやってくれていました。日常生活にも大きな支障があることから障害年金の受給が必要だと判断しました。初診日は高校生で十数年も前で初診の証明が取れませんでしたが、他の病院に前医の情報があり請求することができました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、年額約78万円を受給することができました。