相談時の状況(30代・男性)
幼い頃、知らない人に追いかけられた経験があり、そのトラウマから、伝えたい言葉を発することができなくなりました。話そうとしても言葉が数十秒から数分も出ない状態が続いていました。自分の名前を書くだけでも10分以上もかかるなど書字学習にも障害がありました。会話ができないこともあり障害年金を請求できることも知りませんでした。区の就労支援センターからの障害年金のことを教えてもらい相談にみえました。
社労士による見解
相談時は39歳でした。高校を卒業してからほとんど仕事もできていませんでした。生活費はなく、1日に1食程度、親が作ってくれたご飯を食べていました。相談時は就労支援センターの支援を受けB型作業所での就労を目指していました。生活にも困窮しており、日常生活能力の様子からも障害年金が必要だと思いました。精神科を受診して1年半のタイミングで認定日請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級に認められ78万円を受給することができました。ご自分の出来るペースで仕事をしていただきたいと思います。