相談時の状況(60代・男性)
腎臓がんが見つかり抗がん剤の治療を受けていましたが、肺、骨(腰、背中)にも転移し相談時には腰のコルセットを付けて何とか座位が保てる状態でした。股関節の痛みがひどく歩行には杖が必要との事でした。抗がん剤治療は、終了しており、治療の手立てが無いと医師から宣告されておりました。仕事はデスクワークをされていましたが、これ以上は難しい障害年金の請求を考えて相談にみえました。
社労士による見解
腎臓がんが骨にも転移し、腰が動かず、胸腰部が動かず、股関節の痛みもあり、歩行にもやや障害がある状態でした。がんの転移は身体全体にあり、仕事ができる状態ではないことから障害年金請求が可能であると思いました。
結果
障害厚生年金3級に認められ、障害者特例により老齢年金より月額で25000円の増額になりました。安心して療養できるととても喜んでくださいました。今回はがんの症状よりも胸腰部の障害状態が顕著であったことにより肢体の診断書を使って請求しました。