相談時の状況(60代・男性)
幼少期から落ち着きがなく、忘れ物が多く、細かい作業が苦手でした。学校を出てからはずっと営業の仕事でしたが、事務仕事がまったくできず、書類のミスなどが非常に多かったため、仕事上でトラブルになることも多かったのですが、営業の成績が高かったので自分では問題ないと思っていました。しかし年を重ねるごとに周囲とのトラブルが目立ち始め、会社から病院に行くよう指摘され受診したところアルツハイマーとADHDがあると診断されました。年金の対象になるという話を聞いて相談にみえました。
社労士による見解
相談者はお話もしっかりされており、一見するとそこまで重い症状には見えませんでした。しかし奥様からのお話を伺うと、記憶力の欠如が著しいことや感情のコントロールが効かないことなど、日常生活にかなりの支障が出ていることが分かりました。年金の請求は可能だと判断しました。
結果
障害厚生年金2級に認められ年間約210万円受給することができました。