相談時の状況(60代・女性)
職場のストレスが原因で片耳が聞こえづらくなりました。そのうち治ると思い放置していましたが、どんどん聞こえが悪くなり右耳がほとんど聞こえなくなりました。耳鳴りも起きるようになり、そのうち左耳も聞こえなくなってきました。両耳の聞こえが悪い状態で相談にみえました。
社労士による見解
初回の相談の時はまだ認定基準を満たしていませんでしたが、その定期的に検査をしていところ、初回の相談日から1年ほど経った検査で聴力が下がっていると連絡がありました。
受任してから請求までに行ったこと
初回の相談時にあらかじめ障害認定基準を渡し、検査の都度確認していただくようにお願いしてありました。そのため聴力が下がったタイミングですぐに請求することができました。また、初回の相談時にご依頼を受け、病歴申立書や初診証明書などを準備してあったため、スピーディに請求できました。
結果
障害基礎年金の1級に認められました。
コメント
難聴はゆっくりと進行することが多いです。したがって今回の相談者のように、初診日が何十年も前で、当時の病院が廃院になっていたから証明書が取れないというケースは珍しくありません。また、聴力が悪化して認定基準に該当しても、病院に通院してないのでそれに気がつかない方や、そもそも認定基準を知らないので放置しているなど、請求自体をしていない方も少なくありません。今回の方のように事前に知識があり請求準備をしてあれば、症状が悪くなったタイミングですぐに請求することができるのです。