相談時の状況(40代・男性)
子どもの頃、夜道で見えにくいと感じたことがありましたが、気にすることなく学生時代を過ごしました。26歳頃から視野狭い感じ病院を受診すると両網膜色素変性症と診断されました。京都の病院で治験を受けるようになりましたが、病気の進行が早く、とうとう車の運転ができなくなるなど日常生活にも支障が出てきました。通院にお金が掛かることや3人の幼い子供を育ててなくてはいけないことから大きな不安を感じ相談の電話がありました。外出をひかえていらっしゃるのでご自宅に訪問させていただきました。
社労士による見解
車の運転もできず、慣れない道は奥様に手を引いてもらって歩いているようでした。かなり視野狭窄が進んでいるようでしたので、障害年金の受給が出来ると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
相談時は視野狭窄がかなり進んでいました。10年前の障害認定日の頃の症状を聞き取りした様子では障害認定日の頃もかなりの症状がでていたようでした。その当時の病院に認定基準を説明し診断書の作成依頼をしました。
結果
障害厚生年金の2級に認められました。認定日に遡って2級に認められました。
コメント
今回の相談者から、認定日の頃の状態を聞き取りしたところ、その当時から視野の狭窄があることがわかり、病院で調査したところ認定日の検査結果も認定基準の2級に該当していたため、認定日に遡った請求ができました。5年分の障害年金をもらうことができましたが、時効があり5年以上前の年金はもらえませんでした。10年前の障害認定日の頃には視野狭窄で日常生活が不自由であったのにも関わらず、障害年金が受給できていなかったのは本当に残念です。