相談時の状況(30代・女性)
中学3年生の頃、家族に連れられて精神科を受診しました。心的外傷ストレスと診断され2度の入退院を繰り返した後、看護師の専門学校に進学しました。
勉強のストレスから食事がとれなくなり、飲酒をするようになりました。ますます拒食が進み専門学校を退学してしまいました。
しばらくは家で療養していましたが、幼稚園教諭を目指して再び進学しました。ところが大学に通学中、飲酒量が増え、アルコール依存症と急性膵炎を患い入院治療も受けました。
地元に戻って結婚しましたが、直ぐに離婚してしまい5歳の娘を一人で育てることになりました。うつ状態のため思うように仕事ができていないようでした。
児童扶養手当と障害年金を受給して生活費にしたいと思い来所されました。
社労士による見解
うつ病、膵炎、アルコール依存症、過食症と多くのの病気を抱えていました。就労できないことや日常生活の様子から障害年金を請求した方が良いと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
聞き取りで初診だと思っていた病院で調査をすると前医がある事がわかりました。過去に入院歴があったこともわかりました。
15年前の初診証明が取れるかがポイントでしたが、その点がクリアできたので無事に請求することが出来ました。診断書にはしっかりと症状が記載されていました。
コメント
初回の無料相談では、請求者の過去のことを通院歴や症状を詳しく聞き取りさせて頂いておりますが、過去を振り返り詳しい内容をお話しいただくため、負担を掛けてしまうことがあります。
しかし、請求においては、正確に初診日を確定することが一番のポイントになります。
証明書の依頼をした後に、新たな初診日の情報がわかると、せっかく取得した証明書が無駄になってしまいます。いくつもの病気をお持ちの方や何か所も通院していた方は初診日確定が非常に難しいことがあります。
ご自分で判断されて不支給になってしまったということは少なくありません。ぜひ専門科にご相談ください。