相談時の状況(40代・男性)
人事異動で技術の仕事から現場の仕事になりました。
肉体労働は、若い頃に経験はありましたが、40歳を過ぎた年齢で重い物を運ぶ仕事は厳しく体にも心にも負担がありました。転職も考えましたが、仕方なく仕事を続けていました。
次第に気分が落ち込み、出勤しようとすると嘔吐や下痢が起こるようになりました。
体力も気力も限界になり、とうとう仕事に行けなくなってしまいました。
休職して療養をし、一旦は復職できましたが、上司からのパワハラを受け再び仕事に行けなくなりました。
自殺願望が強くなり服毒自殺を図り救急搬送されたこともありました。
休職が長引くにつれて、妻からも仕事をしなことを非難されるようになり、自分一人では、どうしたらよいかの判断が出来なくなり相談に見えました。
社労士による見解
会社には復職出来ないと考えているようでした。
まずは障害年金を受給して生活を安定させて療養に専念することが大切だと思いました。
また障害者手帳を取得して障害者雇用で働くという選択支もあると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
初診証明はすぐに取得することが出来ました。
また、現在の症状にあった診断書を書いて頂けるようにしっかりと聞き取りをして医師に症状を伝えました。
厚生年金で長く働いていたので納付要件も問題なく無事に請求できました。
結果
無事に障害厚生年金の2級に認められました。
療養に専念して頂きたいと思います。
コメント
今回のケースでは、休職中に、会社に診断書を提出し病気であることを伝えたにも関わらず、無断欠勤扱いになっていました。
パワハラもあり会社からは病気に対する配慮が全くありませんでした。
また、家族には自分の症状を正確に伝えることができず、家族との行き違いが多かったようです。
自分が今後どのようにしたらよいのか判断こともできない状態でしたので、家族との会社との話し合いにはジョブコーチの同行を勧めました。
1日も早く社会に復帰されること応援しております。