相談時の状況(40代・女性)
高校生の頃から物が二重に見えるようになり異変を感じました。
病院を受診し何度か検査を受け多発性硬化症と診断されました。
それからはステロイド治療が始まりました。
治療の副作用で緑内障になりその手術も経験しました。
30歳を過ぎた頃から、徐々に歩き難くなりました。
歩行や認知機能などにも支障が出始め、ご両親にも介助をお願いしながら治療を継続されておりました。
主婦でも障害年金が請求できないかとご家族様と相談に見えました。
社労士による見解
歩行困難と視野障害があるため、かなり不自由な様子でご主人に寄り添われていました。
お話を伺ったところ、かなり認知障害も進んでいるようでした。
常に誰かの助けが必要な様子でしたので障害年の請求が必要だと思いました。
30代になって症状が悪化していたので事後重症請求をすることにしました。
受任してから請求までに行ったこと
初診日はかなり前だったので初診の証明書が入手できるかがポイントでしたが、継続通院を続けている病院だったので入手は問題ありませんでした。
診断書の依頼は京都の専門病院でしたが、ご家族の協力を得て作成していただけました。
結果
障害基礎年金の2級に認められました。
コメント
多発性硬化症は特定疾患に認定されています。
多発性硬化症は手足のしびれ感や感覚低下、脱力や歩行障害、視力低下や目の震え、複視、認知などの症状がでます。
良い医師を求めて遠方でも有名な病院に通院することがあります。
そのため交通費などを含め高額な治療費が掛かるので生活は大変です。
医療費や生活費の補填のためにも障害年金の受給が必要だと思います。
障害年金が受給でききたので、安心して療養に専念して頂きたいと思います。