相談時の状況(30代・女性)
中学時代に通り魔被害に遭ったことがきっかけで重度の人間不信になりました。
手汗や動悸などの症状が常にあらわれ、外出するだけで頭痛がする日々でした。
病院には行きましたが、医師すらも信頼できず、次々と転院しました。
効果的な治療が出来ないまま症状は悪化してしまいました。
なんとか定時制の高校は卒業できましたが、卒業後は簡単なアルバイトもできませんでした。今後の生活に強い不安を感じながらお母様と一緒に相談にみえました。
社労士による見解
気分の落ち込みがあり何もできない様子でした。
昼夜が逆転して一人では外出することもできない様子でした。お母様から自宅での様子を聞き障害年金の受給が必要だと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
通院歴が長くたくさんの病院を受診していました。
しかし躁うつ病と診断され治療を受ける前の病院は全て強迫性障害として診断されていました。そのため初診日を躁うつ病と診断して病院として認定日請求をしました。
5年以上前のカルテも残っていたため認定日の診断書も書いてもらうことができました。
結果
障害基礎年金の2級に認められ、5年間の遡及も認められました。
コメント
今回のケースでは、躁うつ病と診断される前に5か所以上の病院を受診していましたが、どの病院も強迫性障害などの神経症として診断されていました。
強迫性障害などと診断されても、その病名は違うと思い続け転院を繰り返し、やっと分かってもらえる医師と出会えて嬉しかったとおっしゃっていました。
治療に専念して一日も早く社会に戻って頂きたいと思います。
。