相談時の状況(40代・女性)
幼少期に養母からひどい虐待を受けていました。
祖父母に引き取られてからは落ち着いた生活になりました。40代で会社を立ち上げ、常に心労が絶えない状態でした。
精神的に不安定な日々が続き、仕事中に突然叫びだしてしまうこともありました。家族に病院の受診を勧められ、カウンセリングを受けたところ、今まで忘れていたはずの虐待のトラウマがとつぜん噴き出しました。その晩、自殺未遂を起こしまてしまいました。
それ以来子供の頃の思い出が何かにつけてちらつき、気力が失せるようになってしまいました。自立した生活が出来る状態ではなく、相談に見えました。
社労士による見解
日常生活の状態を伺い、請求が必要だと思いました。
病院は遠隔地でしたが、ご主人に付き添われ月に1回通院されておりました。
ご家族の協力が不可欠だと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
医師が協力的で、認定日の診断書を受診日に合わせて直ぐに作成してくれました。しかし、診断書に未記入の部分が数か所ありました。
病院に訂正の依頼をお願いしたところ、協力的に対応してくれて素早く請求することができました。
結果
障害基礎年金2級に認められました。
コメント
受給が決定した時に、体調を崩して入院されていました。
今まで誰にも相談しないで頑張ってこられた方なので、安心して治療に専念していただきたいと思います。
困った時には一人で悩まず医療機関、自治体、就労移行支援事業所や専門家などにご相談ください。