相談時の状況(30代・女性)
10代の頃から人の視線が気になりはじめ、いつも見張られているような恐怖を感じていました。精神科には通い治療をうけましたが症状は改善しませんでした。
薬の過剰摂取や自傷行為を繰り返すようになり、人間関係のトラブルも絶えない状態が続いていました。将来への不安も強い中で相談にみえました。
社労士による見解
妄想や幻聴、希死念慮など、統合失調症の症状が強く出ていて、障害年金の請求は可能だと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
初診の病院のカルテは残っていませんでしたが、2つ目の病院に紹介状が残っていたことで初診日を確定することができました。
症状をよく聞き取り医師に伝え、症状に合った診断書を書いてもらいました。
結果
障害基礎年金の2級に認められ、無事に受給することができました。
コメント
請求者は長い間、妄想や幻聴などの症状に苦しんでいました。
聞き取りした症状からすると、もっと前から障害年金を受給できたはずですが、年金の存在を知らなかったために請求もしていませんでした。
障害年金の請求は、初診日から時間が離れるほど難しくなります。
病気やケガなどで日常生活や労働に支障がある方は、早めに専門家に相談してください。