相談時の状況(40代・男性)
仕事に行けないほどの腹痛に襲われ、病院を受診しました。
検査の結果、ガンが見つかり手術を受けましたが、ガンをすべて切除できず、入退院を繰り返し、抗がん剤の治療を行っていました。
抗がん剤による副作用により日常生活に支障をきたしているとの事で奥様が相談にみえました。
社労士による見解
入院して治療を受けていました。
術後の経過が悪く着替えや入浴なども介護が必要な状態でした。認定日請求ができると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
副作用や症状が詳しく分かるような診断書を作成してもらいました。
初診の病院も同じだったので受診状況等証明書は省略できました。
結果
障害厚生年金の2級に認められましたが、結果が出る前に亡くなりになってしまいました。
奥様には未支給年金と遺族年金を受給して頂きました。
コメント
今回の請求では、抗がん剤の治療による副作用で日常生活に支障をきたしており、全身がきわめて衰弱されている状態でのご相談でした。
残念ながら、障害年金請求後、お亡くなりになり、遺族年金と未支給年金の請求になってしまいました。がん患者様の障害年金の請求は認定が厳しく受給が難しいと言われています。
2人に1人ががんになる時代です。
がんを患ってしまった場合には障害年金が受給できることがあります。
専門の社会保険労務士にご相談いただければと思います。