相談時の状況(20代・女性)
幼少のころ母親に暴力を振るわれることがあり、中学生のころから頭痛やめまい、腹痛などの症状で学校に行くことができなくなり病院を受診していました。
高校生になっても希死念慮が強く自傷行為を繰り返していました。その後通院はありませんでしたが、大人になり、自分はなにかおかしいと感じ再び病院を受診して双極性障害と診断されました。
そう状態ではなんでもできる気がして活動的になり、うつ状態では倦怠感が強く、意欲がなくなってなにもできなくなってしまう状態でお父様に連れられて相談にみえました。
社労士による見解
そう状態ではイライラしたり浪費をしたり、誇大妄想になり、うつ状態では意欲低下や幻聴、嫌な思い出がフラッシュバックするなど仕事ができる様子ではありませんでした。
家に引きこもっている様子からも障害年金を受給できると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
20歳前から通院していたので古いカルテが残っているか心配でした。
病院に問い合わせたところ震災でカルテが流されてしまっている可能性が高いと言われましが、受診状況等証明書を書いてもらうことができました。通院中の病院でもとても早く診断書を書いてもらえました。
サポートを始めた月には請求することができました。
結果
無事に障害基礎年金の2級に認められました。
初診証明書や認定日の診断書を医療機関に依頼すると「カルテがありません」と簡単に回答されてしまうことがあります。しかし実際には倉庫に保管してあったり、データ上に残っていたりすることもあります。
当センターでもこんなことがありました。ご本人様が自分で確認をしたところカルテがないから書いてもらえなかったと相談にみえました。当センターから再び病院に連絡をしてカルテの有無を確認したところ、最初はカルテが無いとの回答でしたが、詳しい情報を聞き出そうと話をしていると本当は倉庫にあるけれど探しに行く時間がないし面倒臭いから書かないと言うのです。
その時はお願いして書いてなんとか書いてもらえました。障害年金を請求する方にとって医証は本当に大切です。障害を負ってしまった方が障害年金を受給できますようご協力をお願いいたします。