相談時の状況(40代・女性)
吐き気と腰痛があり病院を受診すると「ストレスによるもの」と診断されました。しかし1週間経っても症状が改善しないため別の病院を受診しましたがそこでも異常はありませんでした。3つ目の病院で卵巣や小腸にがんがあることがわかり手術をうけましたがその後の検査で腹膜にも転移していることが分かりました。抗がん剤治療を受けている中で相談にみえました。
社労士による見解
卵巣がんが小腸や腹膜にまで転移してしまっていることや日常生活の様子から障害年金が請求できると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
がんの請求は診断書の記載欄が少ないため、衰弱していることや自覚症状をしっかり伝えて診断書を作成してもらいました。審査に時間が掛かってしまったため支払は請求から半年以上経ってしまいました。
結果
障害厚生年金の2級に認められました。 安心して療養して頂きたいと思います。
がんの初診証明について頭を悩ますことがあります。がんと診断された病院で初診証明を出すと、がんの疑いと診断された前医の初診証明の提出を求められることもあります。逆に、がんであることを疑い紹介してくれた病院で初診証明を取るとガンと診断を付けた病院の初診証明を取るように言われることもあります。審査員によって要求してくる書類が違うため、請求者に負担を掛けてしまい申し訳ない気持ちになります。