相談時の状況(40代・女性)
育児をしている頃から、少しずつ体調を崩すようになってしまいました。抑うつ気分や意欲低下などの症状あり病院を受診されました。子供が成長すると夫が子供に暴力を振るうようになり精神的な負担が増えて症状が悪化し、家事や育児ができなくなってしまいました。義母が家事や育児を手伝ってくれているため何とか生活できている状態で相談にみえました。
社労士による見解
通院歴が長く、病院に行ってない期間もありました。別居していた夫から生活費が入らないため無理をしてパートに出ていました。仕事は遅刻や早退、欠勤をしていてしっかり働ける状態ではありませんでした。家事や育児も出来る状態ではなく義母が援助なしでは生活できない状態から障害年金が請求できると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
通院が長いため認定日の時の症状次第では認定日請求ができると思いました。10年以上前の初診の証明が取れたため認定日の病院に掛けあい診断書を書いてもらいました。パートの仕事をしていましたが欠勤や遅刻、早退が多いことなどを申し立てて請求しました。
結果
障害厚生年金の3級に認められました。 無理をしないで働きながら年金を受給して頂きたいと思います。
夫からDV被害を受けている人は少なくありません。夫からのDVから逃れるため、引っ越しをして住所を変えた場合には、その旨を行政機関に届け出ることによって夫から居場所などを隠すことができます。年金番号もDV被害者用の番号に変更され、夫が妻の居場所を探そうとしても見つけることができないようになっています。DV被害を受けている場合には勇気を出して行政の窓口に相談してください。