相談時の状況(50代・女性)
25年以上前から一人で笑っていたり、ぼーっとしていることがあったそうです。
実母が病気を否定していたため受診が遅れてしまいました。その後、通院や服薬が継続的にできていなかったため症状が悪化してしまいました。
徐々に幻覚や幻聴がひどくなり、いじめられているなどの妄想があり、家の中でぼーっといることが増え、家事や育児ができなくなってしまいました。日常生活ができない状態で心配した妹さんに付き添われて相談にみえました。
社労士による見解
通院歴が長く、聞き取りでは家族の援助がなければ日常生活が全く出来ない状態でした。
幻覚や幻聴、妄想があり障害年金の2級相当に該当すると思いました。
受任してから請求までに行ったこと
ご本人様や付き添いの妹さんから詳しく生活の様子を聞き取り医師に依頼に診断書の依頼をしましたが出来上がった診断書は症状と全く違うものでした。
医師が全く症状を理解してくれていないことや、ご家族様が医師の対応に不信感を抱いていたため、別の病院に転院してもらい診断書を書いてもらいました。請求に少し時間が掛かってしまったのが残念でした。
結果
障害基礎年金の2級に認められました。協力してくださった妹さんのお陰です。有り難うございました。
今回の請求は少し時間が掛かってしまいした。最初に出来上がった診断書は請求者の症状とあまりにも違っていました。15年以上も通院していたのに、患者さんが通院や服薬ができていないのに指導もなく、症状もしっかりと分かっていない様でした。
私たちは患者さんの気持ちや症状を医師に伝え症状に合った診断書ができるようにサポートしています。聞き取りをさせて頂く際には立ち入った質問をすることもありますが、私たちを信頼してもらい辛かったことや今までの出来事を詳しく話して頂きます。
通院している医師とは私たち以上に信頼関係が大切だと思います。患者さんが診察の時に、辛いことや苦しいことなどなんでも先生に話せ、心を開いて治療を受けられる関係を持てる医師との出会いが大切です。