相談者:40代女性
傷病名:虫垂がん
相談時の状況
3年前にがんであることが分かり、その後も手術や治療をしながらお仕事を続けていらっしゃいました。職場からどうしてもと頼まれて十分な配慮を受けながらお仕事をされていらっしゃったようでしたが、
随分無理をなさっていらしたと思います。
退職をされることが決まりこちらに相談に見えました。
社労士による見解
ご本人様はとても明るくしっかりされていらっしゃいましたが、
化学療法の副作用で倦怠感や食欲不振、吐き気や下痢、皮膚のかゆみ等の症状があり、
症状からすると、とても苦しい思いをされていると思いました。
事後重症請求となるため、直ぐに障害年金の請求をした方が良いと思いました。
受任してから請求までに行ったこと
症状が検査結果では現れ難い特殊ながんで、検査結果だけでは症状の重篤さが伝わらないため、
病院の先生に診断書を作成していただく際に、
病状や副作用等細かく記載していただくことや重篤さが伝わり難い
特殊ながんであることの記載をお願いしました。
とても理解のある協力的な先生のお陰で病状のよくわかる診断書を作成していただけました。
結果
障害厚生年金の2級に認められました。
安心して療養に専念していただきたいと思います。
がんの種類によっては病状が検査結果に現れ難いこともあります。
そのため検査結果だけでは症状の重篤さが分からないことがあります。
ガンの特殊性や検査結果に重篤さが現れ難いことを診断書に記載していただくことが大切になります。