相談時の状況(50代・男性)
幼少期よりこだわりが強く、親にも自分の気持ちを伝えることができませんでした。小学校の勉強では、漢字の構造などの細部が気になってしまい、授業が全く頭にはいりませんでした。中学、高校とも授業に集中できず先生に何度も怒られ落ちこぼれていました。友人と関わる事も苦手で、自分の殻に閉じこもっていました。専門学校を1か月で中退し、働き始めましたが、社内で孤立し、仕事上のミスも多く上司から怒られるため、精神的に限界になり3ヶ月で退職しました。その後も就職をしましたが、他人に比べて仕事ができないことや、上司から怒られること、職場に馴染めないことで、気分が落ち込むようになり、何度も退職と転職を繰り返していました。
社労士による見解
病院ではうつ病と自閉症スペクトラム障害と診断されていました。働くこともできず、何をするにも無気力で身の回りのこともできていませんでした。受診状況等証明書を取得し、認定日を待って障害基礎年金の請求を行いました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、80万円受給することができました。