相談時の状況(50代・男性)
幼少期から難聴があり、人との会話が苦手でした。人事異動がきっかけで、自分が頭の中で考えていることが相手に伝わっているのではないかと落ち着かなくなり、さらに業務中に幻聴や幻覚が出現するようになりました。病院を受診したところ適応障害と診断され、1か月休職しましたが、復職後も症状は良くならず、再度の休職を経て退職しました。障害年金を請求しようとしましたが、手続きがよくわからなかったため相談に見えました。
社労士による見解
耳鳴りのような幻聴が常にあり、日夜気持ちが重く、幻覚に怯えているご様子でした。就労はできず、料理、入浴、着替えなども一人ではできない状態で、同居のお母様の援助を受けていました。既に難聴で2級の障害基礎年金を受給していたため、1級に併合されることを目指して障害基礎年金の事後重症請求を行うことにしました。
結果
障害基礎年金1級に認められ、102万円受給することができました。