相談時の状況(50代・男性)
仕事が忙しく、一週間近く会社に泊まり込むような働き方をする中で、易怒性が高くなり、周囲の人を怒鳴りつけるようになりました。同僚から勧められてメンタルクリニックを受診したところ、適応障害と診断されました。休職し自宅療養をしている頃から、テレビや周りの人の会話がすべて自分へのメッセージとして感じるようになりました。家族に対する奇妙な発言が増え、病名も統合失調症に変わりました。被害妄想もひどくなり仕事にもいけなくなってしまいました。
社労士による見解
誰かから盗聴されている、悪口を言われている、監視されているといった被害妄想が強く出ていました。強い薬を服用すると無気力状態になりました。家事や身の回りのことができないだけでなく、興奮して大声で叫ぶなどの奇行もありました。認定日の頃は普通に働けていたことから、障害厚生年金の事後重症請求を行うことにしました。
結果
障害厚生年金2級に認められ、154万円受給することができました。