筋萎縮性側索硬化症で障害厚生年金1級を受給したケース

相談時の状況(50代・男性)

2年ほど前から呂律が回らなくなり、会話をしづらい症状が出ていました。また、食事を摂っているのに体重が減少していました。近くの内科を受診したところ、気管支炎だと診断されて服薬治療をしていましたが、症状は改善しなかったため、大きな病院で検査を受けたところ、筋萎縮性側索硬化症(ALS)だと診断されました。その後、次第に食事が口から取れなくなり、胃ろうを造設しました。また、排尿機能にも障害が発症しました。筋力の低下によりふらついたり転倒したりするようにもなりました。症状は更に進行して慢性呼吸不全になり、気管切開により人工呼吸器を装着しました。

労士による見解

1枚の診断書に、胃ろうの造設と人工呼吸器の装着を医師に記載してもらうことで、認定日請求ができると判断しました。闘病されている中、症状が悪化し奥様と二人の子を残し亡くなられてしまいました。没後、認定日請求(新裁未支給の請求)を行いました。

結果

障害厚生年金1級に認められ、遡及年金234万円を受給することができました。年金請求者が故人となっても、認定日請求は可能です。

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