相談時の状況(10代・男性 札幌エリア)
小学校に入るまで自分の名前を言うことができず、小学校では支援級に入って訓練を受けましたが、大きな向上は見られませんでした。高校は支援学校に通い、高校時代に児童相談所で検査を受けた結果、知的障害と自閉症の疑いがあると診断されました。支援学校卒業後、障害者雇用で工場勤務に就職しましたが、職場での人間関係に苦労し、欠勤が増える状況となっていました。障害年金を受給しつつ、作業所に移行したいとのご相談をお母様から頂きました。
社労士による見解
職場内でパワハラに近い対応を受けていたほか、整理整頓や公的手続きができず、ATMの利用方法がわからないなど、日常生活および社会生活の両面で援助が必要な状態だと感じました。今後の生活の安定のためにも障害年金が必要であると強く認識し、20歳になったらすぐに障害基礎年金の請求ができるよう準備を進めました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、82万円受給することができました。