相談時の状況(20代・女性)
生まれつき言葉が遅く、幼稚園では一言も話すことがありませんでした。知らない場所に行くと緊張してしまったり、パニックを起こすことも多くありました。中学の時に知的障害と診断され、療育手帳を取得しました。卒業後、通信制高校に入学しましたが、馴染むことができず中退してしまいました。その後、行政や民間の支援施設に通所して就労を模索する中で、将来のことを考えて障害年金の手続きをすることになり、お父様がご相談にみえました。
社労士による見解
知的障害として手続きを考えられていましたが、IQが80前後と高めで、ヒアリングしていく中でも知的障害よりも自閉症の症状が顕著だと感じました。医師も自閉症の可能性が高いという見解だったため、診断書に自閉症スペクトラム障害も併記してもらい請求準備を行いました。20歳前に療育手帳を取得していましたが、20歳前後に通院がなかったため、事後重症請求を行うことにしました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、80万円受給することができました。