相談時の状況（30代・男性）
幼少期より人と関わる事が苦手で、友達はほとんどいませんでした。中学生の時に、友人に叱責されてから対人恐怖となり、不登校になりました。保健士の勧めで精神科を受診し、通院をしながら、通信制高校を卒業しました。専門学校に進学しましたが、新しい環境のストレスから気分の落ち込みがひどくなり、中退しました。潰瘍性大腸炎を発症し、自宅療養を続ける中で、疲労感や倦怠感が強く、動悸や息苦しさもあるため長く働くことが出来ない状態でした。ご両親が障害年金の手続きを進めていましたが、病歴申立書や診断書の内容について様々な面で不安を感じてご相談に見えました。
社労士による見解
潰瘍性大腸炎の症状も加わり、自宅に引きこもりの生活をしていました。気分の落ち込みから身の回りのことができず、金銭面や家事などの日常生活の全般について、両親からの援助なしでは成り立たない状態でした。また、こだわりが強く、服薬を拒否することがありました。発達障害の特性から対人関係を上手く築くことも困難な様子でした。20歳より前に病院の通院があったため、20歳からの障害基礎年金の認定日請求を行うことにしました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、82万円、遡及418万円受給することができました。