注意欠陥多動性障害で障害基礎年金2級を受給したケース

相談時の状況(20代・女性 愛知県)

幼い頃から落ち着きがなく、忘れ物も多く、上着を反対に着たり、サンダルで学校に行ったりしていました。会話をしても相手の話の意図がつかめず、気持ちを汲み取ることもできないため、周囲との関係に苦しんできました。大学生の時は、対人関係や就職活動などの強い不安があり学生相談室に何十回も相談し、大学の病院で注意欠陥多動性障害と診断されました。障害者雇用で就職し配慮を受けていましたが、仕事の手順が覚えられず、ミスが多く、作業にも時間が掛かりました。自分が納得いかないと癇癪を起し机の下に隠れて泣くこともありました。対人関係もうまく築けず休職していました。

社労士による見解

障害の特性から、料理ができない、物事の優先順位をつけられない、良好な対人関係を築くことができないといった傾向が見られました。薬を処方されても飲み忘れてしまうことや、アナログ時計を読むことができないなど、日常生活に支障が出ているご様子でした。休職していましたが、復職のめどもないことから、障害基礎年金の請求を進めました。

結果

障害基礎年金2級に認められ、82万円、322万円受給することができました。

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