注意欠陥多動性障害で障害基礎年金2級を受給したケース

相談時の状況(40代・男性)

幼稚園の頃から落ち着きがなく、周りとよくトラブルを起こしていました。小学校に入学しても周りに合わせることが苦手でした。忘れ物も多く、机の中はいつも散らかっていました。中学で自分にあった友だちができ、高校は自由な校風だったこともあり、学校生活では特に問題はありませんでした。大学生になると学業や学校生活が楽しくなくなり中退してしまいました。就労しましたがすぐに退職し、その後は定職にはつかず仕事を転々としていました。発達障害についてやっているテレビ見て自分が当てはまると感じ発達障害の専門の病院を受診しました。検査の結果、注意欠陥多動性障害であることが分かりました。障害の特性を考えると、一般雇用は難しいので障害者枠で就職した方が良いと思い、障害者雇用で就職することにしました。就労相談の窓口で障害年金のことを聞いて相談にみえました。

労士による見解

仕事を転々としており、来所されたときは、障害者雇用で働いていました。配慮を受けていましたが、感情のコントロールができず周りから孤立しているようでした。日常生活にも支障があるため認定日に遡って障害基礎年金の請求を行いました。

結果

障害基礎年金2級に認められ、年間77万円と遡及156万円を受給することができました。

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