相談時の状況(30代・女性)
幼少期からコミュニケーションに問題が多く、友人も上手く作れませんでした。社会に出ると人間関係や仕事に適応できず、不安、不眠、食欲低下など様々な問題が出るようになり、精神科を受診しました。退職すると体調が良くなったため通院を中断してしまいましたが、転職先でも営業の仕事が合わずに同様の症状が出てしまい、そこを退職した後は長期間、仕事ができなくなりました。改めて別の病院を受診したところ、広汎性発達障害と診断されました。その後は発達障害者向けの就労移行支援事業所に通所を開始し、訓練を受けていました。事業所で障害年金の制度を知り、担当者の方同伴で相談にみえました。
社労士による見解
音や臭いや光への感覚過敏が強く、電車のつり革や手すりを触ることができず、日常生活にも支障が出ていました。また、自分が作ったルールに強くこだわり、イレギュラーことに対応できないといった特性もありました。ご本人だけでなく施設の担当者の方からもお話を伺いましたが、直ぐには就労は難しい状況とのことでした。障害厚生年金の請求を行いました。
結果
障害厚生年金3級に認められ、60万円受給することができました。