相談時の状況(40代・女性)
5年くらい前に、右胸にしこりがあることに気付きました。しばらく様子をみましたが、しこりがなくなることはなかったので乳がん検診を受け、乳がんであることが分かりました。すぐに手術をしたものの、リンパ節に転移があり抗ガン剤治療を開始しました。病状が安定し、一旦は仕事ができるまで回復しましたが、2年前の検査で、別の部位に転移していることが分かりました。骨への転移も確認され、すぐに治療を開始しましたが、脳にも転移していることは分かりました。本格的な治療を開始することになったため、退職して治療を受けていましたが、病状は進行し、治療を続けることが難しい状態に陥りました。一日のほとんどをベッドで過ごす生活になり、家事や介護はすべて夫が担っている状態が続いているため、障害年金の請求をサポートして欲しいと来所されました。
社労士による見解
厚生年金に加入している時に初診日があり、障害厚生年金の請求になる方でした。転移があり、全身の痛みや倦怠感が強く、1日のほとんどをベッドで過ごし、夫に介護をしてもらっている状態でした。障害厚生年金の事後重症請求サポートを行いました。
結果
障害厚生年金2級に認められ177万円を受給することができました。