相談時の状況(30代・男性)
15年ほど前に強い頭痛に襲われ、眼が見えにくくなり病院を受診すると解離性障害・ヒステリーと診断されました。その後も症状が出たり出なかったりと不安定な状態が続いていましたが、仕事が忙しくなったため、通院は中断していました。しかし、家庭では妻からの暴言がひどく再び体調が崩れ、仕事ができなくなってしまいました。離婚後も仕事もできず、部屋から出られない日が続いている中、心配されたご家族が相談にみえました。
社労士による見解
日常生活を自分で行うことができず、全て母親が援助している状態でした。稼得能力がなく生活費も家族に負担してもらっていることから障害基礎年金の請求が必要だと思いまいした。しかし、再診の時期は納付要件がないため、何としても15年前に受診をした病院の証明が必要でしたが、その病院は廃院になっていました。受診した可能性のあるいくつかの病院を調査した結果、たまたま救急搬送されたことのある病院のカルテに15年前に受診していた内容の記載があり、障害基礎年金の事後重症請求ができる運びになりました。
結果
障害基礎年金2級に認められ、年額77万円を受給することができました。